INSPECTION & MAINTENANCE点検とメンテナンス
遊具の安全を考えるうえでの考え方
″危険″は遊びの価値のひとつで、「遊具」は少し危険なくらいが楽しいものです。
しかしながら、重大事故を発生させてはなりません。
そのため、我々遊具メーカーは″危険″をよい危険『リスク』と悪い危険『ハザード』に分けて考えています。
『リスク』
- 遊びの楽しみの要素で冒険や挑戦の対象となり、子どもの発達にとって必要な危険性は遊びの価値のひとつである。
- 子どもが危険を予測し、どのように対処すればよいか判断可能な危険性。
- 子どもが危険を分かっていて行うことは、リスクへの挑戦である。
『ハザード』
- 遊びが持っている冒険や挑戦といった遊びの価値とは関係のないところで事故を発生させるおそれのある危険性である。
- 子どもが予測できず、どのように対処すればよいか判断不可能な危険性。
- 子どもが危険を分からずに行うことは、リスクへの挑戦とはならない。
「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」より
マルヤマでは、設計、製造、施工、維持管理の各段階において、『リスク』を尊重し、『ハザード』の除去に努めるように、「遊具の安全に関する規準 JPFA-SP-S:2014」準拠の体制を整えています。
また、遊具の老朽化による事故を防ぐためには、専門技術者による点検とメンテナンスが重要になります。